株主優待+配当金おすすめ銘柄ランキング|総合利回りで選ぶ徹底解説

この記事では、総合利回りの計算方法、予算別の組み合わせ例、減配や優待改悪のリスク、税金とNISAの使い方、始め方の手順までまとめました。
書いているのは投資歴8年の個人投資家・カズです。新NISAで高配当株と優待株を実際に運用中。机上の理論より「自分で買ってどうだったか」を軸に、損する可能性も正直に書きます。
株主優待と配当金の違いと組み合わせるメリット

まず前提を整理します。配当金は企業が利益を株主に現金で還元するもの。株主優待は自社製品や金券などモノで還元するものです。両方やっている企業を選べば、現金とモノの二重取りができます。

ただし配当金はすべての企業が出すわけではありません。会社予想・実績・減配の可能性を見て判断する必要があります。
配当金のメリット・デメリット
メリットは分かりやすさ。現金で入るので使い道が自由で、再投資にも回せます。配当利回りは「1株当たり年間配当金 ÷ 株価 × 100」で計算できます。
デメリットは課税。配当金には通常20.315%の税率がかかります(所得税・復興特別所得税15.315%、住民税5%)。さらに業績が悪化すれば減配・無配のリスクもあります。
株主優待のメリット・デメリット
優待の魅力は「使って嬉しい」こと。QUOカードや食品、自社製品など、生活に直結するものが届くと配当以上にお得感があります。私はイオンの優待で買い物のキャッシュバックを受けていて、これは現金配当とは別の満足度があります。
正直、ここはデメリットの方が見落とされがちです。優待は企業の判断で改悪・廃止されることがあります。また100株単位が前提のものが多く、配当だけ狙うより必要資金が増えやすい。優待目的で高値づかみすると、権利落ち後の株価下落で総合的に損することもあります。
「総合利回り」とは?計算方法と考え方
総合利回りは、配当利回りに優待利回りを足したものです。式にするとこうなります。
| 項目 | 金額・利回り |
|---|---|
| 投資額 | 100,000円 |
| 年間配当金 | 3,000円(配当利回り3.0%) |
| 優待価値 | 2,000円(優待利回り2.0%) |
| 総合利回り | 5.0% |
ポイントは、優待価値を「自分が実際に使う金額」で見積もること。使わない優待は利回りゼロと同じです。QUOカードや株主優待カードのように現金に近いものほど、計算がブレません。
株主優待+配当金おすすめ銘柄ランキング
「おすすめ」は主観になりやすいので、ここでは客観基準で並べます。人気ランキング上位・権利確定月・最低必要金額など、検証できる項目で整理しました。具体的な数値は各社IRと取引所系ランキングで必ず最新を確認してください。

高配当かつ優待利回りも高い「ダブルでお得」銘柄
ダブル取りを狙うなら、まず取引所系の高配当・優待ランキングで上位の常連を押さえるのが近道です。下の銘柄は権利月・最低必要金額が公開情報で確認しやすいものを挙げました。
| 銘柄(コード) | 権利確定月 | 最低必要金額の目安 | 備考 |
|---|---|---|---|
| イオン(8267) | 2月末・8月末 | 約13.6万円台 | 株主優待カードによる買い物キャッシュバック |
| 日本マクドナルドHD(2702) | 6月・12月 | 要確認 | 食事優待券。優待ランキング常連 |
| ソフトバンク(9434) | 3月・9月 | 要確認 | 高配当として優待ランキングに掲載 |
イオンの最低必要金額が約13.6万円台というのは取引所系ランキングと証券会社案内で確認できる数字です。生活圏にイオン系列がある人なら、優待利回りの実感は高いはずです。
優待の種類別(QUOカード・食品・金券・自社製品)
優待は種類で「使い勝手」が大きく変わります。私の感覚では、QUOカードや金券は誰でも使えるぶん安定。自社製品は好みが分かれます。
| 種類 | 使い勝手 | 向いている人 |
|---|---|---|
| QUOカード | 現金に近く汎用性が高い | 利回りを正確に計算したい人 |
| 金券・買い物券 | 店舗が合えば実質割引 | 対象店舗をよく使う人 |
| 食品 | 届く楽しみがある | 家計の食費を抑えたい人 |
| 自社製品 | 好みに左右される | その企業のファン |
正直、優待利回りを高く見せている銘柄でも、自分が使わない製品なら利回りはゼロ。種類で選ぶより「自分が現金同等に使えるか」で選ぶのが失敗しないコツです。
長期保有特典で優待が拡充する銘柄
長期保有で優待が増える企業は、短期の値動きに振り回されにくく、結果的に持ち続けやすい。継続保有1年以上・3年以上で優待が拡充するタイプは、腰を据えて投資したい人に向いています。
どの銘柄に長期優遇があるかは、優待検索ランキングで「長期保有優遇あり」の条件を見て確認できます。条件は企業ごとに違うので、保有期間のカウント方法(同一株主番号の継続など)まで各社IRで確認してください。
予算別のおすすめポートフォリオ例
手持ち資金でどう組むか。ここはモデルケースで示します。具体的な銘柄数値は変動するので、組む前に最新を確認してください。多くの優待は100株(1単元)以上が条件です。

5万円から始める組み合わせ
5万円だと選べる優待銘柄は限られます。私のおすすめは無理に複数買わず、最低必要金額が低めのQUOカード優待銘柄を1つ、まず体験すること。優待が届く流れを一度知ると、次の判断が速くなります。
5万円で複数の単元株は難しいので、後述の端株(単元未満株)を併用する手もあります。
10万円・30万円の分散プラン
| 予算 | 組み方の方針 | 狙い |
|---|---|---|
| 5万円 | 低位の優待銘柄1つ+端株 | まず優待受け取りを体験 |
| 10万円 | 優待重視1銘柄+高配当の端株 | 総合利回りを底上げ |
| 30万円 | 権利月を分散して2〜3銘柄 | 年間を通じて優待・配当を受け取る |
30万円あれば権利月の分散ができます。2月・8月のイオン、3月・9月の銘柄、6月・12月の銘柄を組み合わせると、優待や配当が年内に何度か届く。これは続けるモチベーションにもなります。
少額・端株(単元未満株)から始める方法
単元未満株なら1株単位で買えます。優待は100株以上が条件のことが多いので端株では優待が付かない場合が多いですが、配当は保有株数に応じて受け取れます。
私のやり方は、端株で高配当株を少しずつ買い、配当を貯めて単元(100株)に到達させ、優待権利を得る方法。いきなり大きく張らずに済むので、含み損で眠れない夜を減らせます。
失敗しない銘柄の選び方と減配・優待改悪リスク

優待+配当で一番怖いのは、買った後の減配と優待廃止。実際、優待制度は業績悪化や経営戦略の変更で廃止されることがあります。だからこそ選び方が利回り以上に大事です。

業績・財務健全性から見る減配リスクの低い銘柄
減配リスクを下げるには、利益に対して配当を出しすぎていないか(配当性向)と、利益が安定して出ているかを見ます。利回りだけが異常に高い銘柄は、株価が下がった結果の高利回りであることも多く、要注意です。
配当利回りは会社予想・実績・減配可能性を踏まえて確認する必要があります。利回りの数字だけで飛びつかないこと。これは私自身が高利回りに釣られて含み損を抱えた反省です。
優待改悪・廃止リスクと継続企業の見極め方
見極めのコツは、優待を長く継続しているか、優待の目的が明確か(個人株主を増やしたい等)を確認すること。最新の会社IRで継続状況を必ずチェックします。
優待ランキングで長く上位に居続ける銘柄は、それだけ制度を維持してきた実績があります。新設したばかりの派手な優待より、地味でも続いている優待のほうが私は信頼します。
権利確定日・権利付き最終日・権利落ち日の仕組み
ここを外すと優待も配当ももらえません。配当を受け取るには、権利付最終売買日までに株式を保有している必要があります。権利付最終売買日は権利確定日の2営業日前です。
株主優待も原則として権利確定日に株主名簿に記載されることが条件です。翌営業日が権利落ち日で、株価が下がりやすい点も頭に入れておきましょう。
| 用語 | 内容 |
|---|---|
| 権利付最終売買日 | この日までに保有していれば権利が得られる(権利確定日の2営業日前) |
| 権利落ち日 | 権利付最終売買日の翌営業日。株価が下がりやすい |
| 権利確定日 | 株主名簿に記載される基準日 |
株主優待+配当投資の始め方の手順
やることはシンプルです。口座を開き、銘柄を選び、権利付最終売買日までに買う。あとは権利確定を待つだけ。優待は権利確定日から2〜3カ月後に発送されることが多いです(時期は企業により異なります)。

口座開設から優待受け取りまでの流れ
| ステップ | やること |
|---|---|
| 1 | 証券会社で口座開設(NISA口座も同時に申し込むと後がラク) |
| 2 | 入金して銘柄を選ぶ(総合利回りと権利月を確認) |
| 3 | 権利付最終売買日までに購入する |
| 4 | 権利確定後、配当金と優待の到着を待つ(優待は2〜3カ月後が目安) |
配当金をNISAで非課税にしたいなら、配当金受取方式を「株式数比例配分方式」にする必要があります。最初の設定でつまずく人が多いので、口座開設時にここを忘れずに。
クロス取引(つなぎ売り)でリスクを抑える方法
クロス取引(つなぎ売り)は、現物の買いと信用の売りを同時に建て、権利落ちの株価下落リスクを抑えて優待だけ取りにいく手法です。理屈の上では値下がりの影響を相殺できます。
ただし正直、初心者にいきなりは勧めません。信用取引のコスト(貸株料や手数料)がかかり、人気銘貨は在庫が取り合いになります。仕組みを理解し、コストを計算できるようになってから手を出すべきです。
税金とNISAを活用した節税戦略
利益が出ても税金で目減りすれば意味が薄れます。配当には20.315%の課税。優待にも税金の扱いがあります。ここを知らずに確定申告で慌てる人が多い。

配当課税と優待の雑所得扱い・確定申告
配当金は通常20.315%が源泉徴収されます。優待は受け取った経済的利益として課税対象になり、原則として雑所得の扱いです。給与以外の所得が一定額を超えると確定申告が必要になります。
優待の価値をどう評価するかは判断が分かれる部分なので、金額が大きい場合は税務署や専門家に確認するのが安全です。
NISA口座を使った節税の考え方
NISA口座での配当・売却益は非課税です。配当を非課税で受け取るには、前述のとおり受取方式を「株式数比例配分方式」にするのが条件。これを設定していないと、NISAでも配当に課税されてしまいます。
私の本音を言うと、優待+配当の長期保有こそNISAと相性が良い。非課税で配当を受け取り、それを再投資すれば複利が効きます。
配当再投資による複利効果のシミュレーション

配当を使わず再投資に回すと、雪だるま式に増えます。下はモデルケースです(手数料・税は簡略化)。実際の利回りは変動するので、考え方の参考としてください。

| 経過年数 | 再投資した場合の資産額の目安 |
|---|---|
| スタート | 1,000,000円 |
| 5年後 | 約1,217,000円 |
| 10年後 | 約1,480,000円 |
| 20年後 | 約2,191,000円 |
同じ4%でも、配当を使ってしまうと20年で約180万円(単利)。再投資なら約219万円。この差が複利の力です。NISAで非課税ならこの差はさらに広がります。
私自身、含み損で眠れなかった時期も、配当再投資だけは淡々と続けました。振り返ると、それが資産を育てた一番の理由です。
株主優待+配当金に関するよくある質問
よくある質問
最後にひとつだけ。利回りの数字に飛びつく前に、その優待を自分が本当に使うか、その配当が続きそうかを確認してください。それだけで失敗はかなり減ります。まずは少額で1銘柄、優待が届く体験から始めるのを私はすすめます。

実際にやって得た一次情報で、NISA・高配当・優待をやさしく実践